特徴面から見るイサム・ノグチの作風

偉大な日系アメリカ人の彫刻家、イサム・ノグチは日本人の父とアメリカ人の母との間に生まれ、彫刻のほかに画家、造園家、インテリアデザイナー、舞台芸術家として数々の作品を残しています。幼少期こそ日本で過ごしたものの、戦後にはアメリカに事務所を構え活躍しています。日本にも万博公園の噴水をはじめとする作品が多く残っています。中でも親しみのある作品として「あかり(AKARI)」シリーズがあります。照明器具として現在も販売されており、和紙や竹ひごを使ったペンダント式またはスタンド式のデザインはバリエーション豊富で、手に取りやすい価格設定ということもあり、インテリアとして今も根強い人気があります。和紙を通して透けて広がる柔らかい明りはまるで月のようで、光の彫刻とも呼ばれています。

イサム・ノグチの代表作「AKARI」シリーズ

イサム・ノグチは明かりを太陽や月の光ととらえ「AKARIシリーズ」を誕生させました。和紙から透けてあふれる光を、できるだけ自然光に近い形で生活に光を取り込むようデザインされています。国内のみならず海外からも評価が高く、多くの人を魅了し続けています。ファーストモデルとして、岐阜提灯がベースとなっているシリーズがあります。白い提灯は現代的な印象を与えることから西洋の方々にも人気のシリーズです。また3~4本の細い鉄製ワイヤーで自立するスタンドタイプはフロアーに直接置くのもよし、ベッドサイドやテーブルの上に設置してもおしゃれです。クモの足のような折れ曲がったスタンドタイプ、まるで月のように部屋に浮かぶペンダントタイプ、吹き抜けや広い空間にも生えるロングペンダントタイプ、スタンドの脚部分に竹を使用しているBBシリーズなどそのラインナップは200を超えるといわれています。

国内・海外からも根強い人気イサム・ノグチの「AKARI」

イサム・ノグチの代表作である「AKARI」シリーズは、インテリア業界でも一目置かれるほどのデザインシリーズと言えます。故人となってしまった今も、そのデザインは制作当時の型を使って大切に受け継がれています。しなやかな和紙が生み出す柔らかい雰囲気、独特のフォルムはオブジェのようです。そこに置くだけでたちまち部屋の雰囲気を変えてしまうほど、印象的な明かりです。岐阜提灯と変わらぬ伝統的な手順で丁寧に手作業によって作られていることも魅力と言えます。気品漂うインテリア「AKARIシリーズ」はお祝いの贈り物としても最適で、洋風・和風を問わないので、一般家庭だけでなく、飲食店などにもおすすめです。岐阜や東京にはショールームもあり幻想的な雰囲気ですので一度足を運んでみてはいかがでしょうか。